入れ歯

入れ歯とは？

入れ歯とは大部分の歯を失った時に作り、取り外し式で使う歯のことをいいます。基本的には寝ている時以外はつけておき、食後は取り外して外で洗ってもらう必要があります。

また入れ歯は、大きく「総入れ歯」と「部分入れ歯」の二つに分けることができます。

総入れ歯

全ての歯を失ってしまった場合に使う入れ歯のこと。 上下それぞれの歯が一続きになった大きな入れ歯です。

部分入れ歯

歯を失った部分のみに使用する入れ歯のこと。 歯が1本でも残っていれば、部分入れ歯を使うことになります。 残っている健康な歯を使ってバネで固定します。

さらに入れ歯には保険診療の入れ歯と自由診療の入れ歯があり、それぞれに様々な材質や形状があります。 それぞれメリットとデメリットがありますので、歯科医師とよく相談し、ご自分にぴったりの入れ歯を作製してください。

入れ歯のメリットとデメリット

メリット

• 比較的短期間で作ることができる。
• 保険適応のものは安く、経済的負担が少ない。一方、自由診療であればより高性能の入れ歯を作ることができる。
• 取り外すことができるため、洗浄など毎日のお手入れや、調節、修理などはしやすい。

デメリット

• 動くものなので自分の歯を同じように使うのは難しい。
• 噛む力は元の30%位になり、噛みにくく感じやすい。
• 残っている歯の負担が増え、ダメになってしまうことがある。
• 金具が目立つのが気になる。
• 壊れやすい。

治療の方針

合わない入れ歯で悩んでいませんか？

入れ歯は寝る時以外毎日ずっと使うものです。そう、メガネと同じ頻度です。合っていないメガネを使っている人はいませんよね？
入れ歯が合わないと、うまく噛めずに痛みが出て、さらには外れやすいと、様々なストレスが感じてしまいます。

このような悩みから、食事をすることがストレスになり、食べる量が減って栄養が偏ったり痩せてしまう人も多くいます。もしかすると入れ歯をしっかり治療することでこれらの症状が落ち着く可能性もあるかもしれません。

これから入れ歯を作る方は、ご自分にぴったり合う入れ歯を作ることができるよう、歯科医師とよくご相談ください。